[お迎え当日]アカハナグマを飼えるか不安になった理由

大変なこと

ルシカがうちに来た日、これからやっていけるかどうか、とても不安になりました。

できるだけのリサーチをしてお迎えしましたが、実際に家に来て、いくつか驚いたことがあったからです。

これからアカハナグマのお迎えを考えられている方へ、画像や動画では伝わらない部分について、少しお話しできたら、と思います。

実際に触れあってみて驚いたこと

驚いたこと① 爪の鋭さ

アカハナグマは木に登る生き物なので、爪がとても鋭い。

実際に掴まれてみて初めて、その鋭さがわかります。

 

特に、落ちそうになって必死にしがみつくとき。
掴まれたらひっかき傷ができて血が滲むくらい、と思ってください。

長袖長ズボンで接していれば問題ありませんが、お風呂に入れる際、ケージの掃除をする際などは濡れるから、やっぱり腕まくりして短パンをはきたい…

夏場も、長袖長ズボンはきついです。

でもそうすると、飼い主の手足は傷だらけになります。

アカハナグマを飼われる方は、「露出度の高い服を着ることを諦める」くらいの覚悟が必要かもしれません。

 

もちろん、必ず長袖・長ズボンで接するとか、細心の注意を払えば被害は抑えられるかもしれないけれど、やっぱり毎日のことになると、なりふり構っていられなくなる部分はあります。

※こまめに爪切りができるようになれば、この点はかなり改善されます。
爪切りも難しいのですが、大切になるので、別の記事に詳しく書きました。

アカハナグマは爪切りが必須。爪切りの方法
前回の記事↓で、「アカハナグマをお迎えした日に不安になったこと」について書きました。 そのうちの一つ「爪の鋭さ」は、定期的な爪切りで、かなり改善できます。 (※散歩でコンクリートの上を頻繁に歩かせることで、爪を削...

 

驚いたこと② 力の強さ

アカハナグマはとても力が強いです。

ケージの天井にぶら下がることができるほどの筋肉が、全身についているからです。

お迎えした時のルシカは、生後二か月経たないくらいでした。

 

飼い主は以前ペットショップで働いていましたが、同じくらいの大きさの子犬や子猫の感覚で抱っこをしたら、アカハナグマの力強さは想像を超えました。

本気で嫌がって暴れる時などは、爪の鋭さもあるのでかなり攻撃力が高まります。

このサイズでこの力強さ…大きくなったらどんなことになるのか、と不安になりました。

驚いたこと③ 運動能力

アカハナグマは、ジャンプ力も高く、綱渡りもできるほど運動能力の高い動物です。


どこにでも登ってしまうので、危険なことはないか、家や物を壊してしまわないか、かなり注意して気を配る必要があります。

部屋に犬を放す時には、気を配るのは地面に近い部分だけで大丈夫です。

食べてはいけないもの、壊してはいけないものは、手の届かないところへ置けば平和です。

 

でもアカハナグマは、机や棚の上にも、飼い主の体にも登ります。
食べてはいけないものを取り上げても、持っている腕にまで登ってくるのです。


賢いので、いずれ棚の扉も開けることができるようになります。

気を配る場所が床という平面だけでなく、部屋全体の空間になることで、かなり神経を使うし、疲れます。

できれば、アカハナグマのために、食べてはいけないものを一切置かないプレイルームを一部屋用意できることが理想…

というかそれができなければ部屋に自由に放すことはできなくなると思います。

(「ハーネスとリードを付けて部屋んぽ」という方法はあると思います。)

 

ーー

 

以上の3点が、ルシカが家に来た日、とても不安になった部分でした。

ただ、すぐに記事などにしなかったのにも理由があって、成長するにつれて徐々に「大変さ」を感じることが少なくなっていったからです。

今はそこまで不安を感じない理由

理由としては、

・飼い主がアカハナグマの扱いに慣れたこと

・アカハナグマがある程度飼い主の気持ちをわかってくれたこと

・部屋をアカハナグマ仕様に変えたこと

などがあると思います。

またその辺りについても、今後詳しくお話ししていけたらと思います。

 

アカハナグマは、お迎えする際に、相当な覚悟が必要な生き物だと思います。

ただ、大型犬等を飼うより大変、とは思いません。

その体の小ささから飼いやすそうに見えるかもしれないけれど、そんなことはない、という感じです。

飼い主側が「それだけ大変だ」ということを分かっていて、時間とお金をある程度しっかりかけてあげることができれば、一緒に幸せに暮らすことができる生き物だと思います。

 

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