アカハナグマは爪切りが必須。爪切りの方法

飼い方

前回の記事↓で、「アカハナグマをお迎えした日に不安になったこと」について書きました。

[お迎え当日]アカハナグマを飼えるか不安になった理由
ルシカがうちに来た日、これからやっていけるかどうか、とても不安になりました。 できるだけのリサーチをしてお迎えしましたが、実際に家に来て、いくつか驚いたことがあったからです。 これからアカハナグマのお迎えを考えられている方へ、画...

 

そのうちの一つ「爪の鋭さ」は、定期的な爪切りで、かなり改善できます。

(※散歩でコンクリートの上を頻繁に歩かせることで、爪を削ることもできるようです。

ただ、アカハナグマの爪は爪先近くまで血管が伸びているので、コンクリートを歩くと削れすぎて血が出てしまうこともあるみたい。
夏場などは熱くて危ないので、爪切りができるようにしておくのが理想だと思います。)

 

爪が伸びるスピードも速いので、2週間に1度くらい切ってあげるとベストです。

 

 

…と偉そうに言いつつ、最初の頃はかなり苦戦しました。

ルシカは爪切りを嫌がって本気で暴れたからです。

爪切りを持っているときに暴れられると危ない…

 

飼い主はペットショップで働いていたころ、子犬や子猫の爪を毎日切っていましたが、こんなに嫌がられたことはなかった。

 

以前フェレットを飼っていて、フェレットの爪もいつも切っていました。

フェレットは首根っこを掴むとあきらめておとなしくなるので、ちょっと嫌がって体をひねることはあるけど、20本全部の爪を一度に切ることができました。

でもルシカの爪は、今も数本ずつ切ります。

一度には4~5本にとどめて、また別の日に切ってない爪を切る、という感じで徐々に切っています。

爪切りができるようになった頃の動画↓

だいぶ嫌がってますが(汗)

(この記事にはたくさん動画貼ってますが、見なくても記事だけで情報は伝わるようにしています。参考文献と思ってもらえたら、と思います。)

 

このように、細かく切ったおやつを、爪を一本切るごとにあげるようにしたら、切らせてくれるようになりました。

 

でもここに至るまでが大変で、かなりいろいろ試しました。

 

洗濯ネットに入れてみたり…

 

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虐待に見えますよね。

でも猫の爪を切るときに、こういうやり方があるんです↓

でもうちの子はこの方法、全くダメでした。
パニックになってお漏らししました。

平和に暮らすためとはいえ、可哀想なことしたなと思います。

 

その後は、ケージの外から一本ずつ切ることを試みたり…

 

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爪切り持ってタイミング見計らって切ってました。

一日に一本くらいしか切れなくて泣けました。

 

という感じでかなり苦戦しましたが、アカハナグマは食い意地が張っているので、そこをうまく利用することを思いつきました。

 

報酬制です。

 

一本切れるごとにおやつを一つあげるようにしたら、「爪を切られたら良いことがある」と覚えてくれました。

爪切りを持っていくだけで切られに来てくれるようになりました。

 

その後は徐々に、2本切れたらおやつ、3本切れたらおやつ、とおやつの回数を減らしていき、今は1度に4~5本切ったらおやつをあげて終わり、という感じにしています。

爪を切れるようになって、本当に平和になりました。
爪さえ短くなっていれば、しがみつかれても血が出ることはありません。

 

ただ、最初の頃は爪を切ろうとすると噛まれました。

下の動画は、爪切り自体には慣れてきたけど、大事な物を持っていたので噛まれてしまった動画↓


執着心が強いので、アカハナグマの立場に立って気持ちを考えてあげることも大事です…

でも、アカハナグマと暮らしてみて、アカハナグマの爪切りをやってみて初めてわかったことが、「これまでみんなに我慢させてきたんだなー」ということ。

昔ペットショップで爪を切っていた犬や猫たちも、昔飼っていたフェレットも。

みんな怖かったり嫌だったのはたぶん同じで。

人間と暮らしてきた時代が長いから、人間にされることなら我慢しようと、我慢してくれてたんだなと思います。

 

アカハナグマは我慢しないし、嫌な事ははっきり嫌(「ピー!」)と言います。

だからどうしたらwinwinになるかって、毎回飼い主は考えます。

「これ我慢したらこんないいことがあるよ」ってわかってもらうことができると、「それなら我慢してやるか」って、おとなしくしていてくれるようになる。

あとは、「こうしたら嫌だと思うだろうな」って、飼い主の方も思い遣ってあげる必要がある。

 

嫌なことは我慢しないし、飼い主に「こうしなさい」って言われたって言うことは聞かないけれど、もともと賢い生き物です。

お互いに努力して歩み寄ることで(主に飼い主の方が歩み寄る必要があります。)、穏やかに暮らせるようになりました。

 

 

 

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